「ラジウム温泉は、放射線ホルミシスだった」秋田県の田沢湖から八幡平山頂に至る途中にある玉川温泉は、
「がんが治る温泉」として一躍有名になった温泉です。
以前、雪崩事故で亡くなってしまった方がいてお騒がせになっていましたが、先日、営業を再開したようです。
それまでの人気はすごく、半年先まで予約が取れないような状況だったようです。
温泉と言っても、目当ては岩盤浴です。
実は岩盤浴の発祥の地が、この玉川温泉です。温泉の地熱を帯びた岩盤に横たわり、温熱効果によるデトックスを行います。
この時にラドンを吸い込むことで、ホルミシス効果を得ています。
なので、多くの人は河原にテントを張り、ゴザを敷き横たわってラドンを吸い込んでいます。
横たわるのは、ラドンは質量が重く下にこもるからです。
また玉川温泉と同様にラジウム温泉で有名なのが、
鳥取県の三朝温泉です。
ラドンを発するウラン鉱石の採取地として有名だった人形峠に近く、お湯の中に高濃度のラドンが含まれていると考えられています。
無色透明の泉質で、ラドン濃度は2000ベクレル。これは日本のラジウム温泉の中でも相当高い部類に入ります。
それに注目した岡山大学は、この地でラドンとがん死亡率の有名な調査をし、
「極めて低い三朝温泉の住民のがん死亡率」、と結論を出したくらいです。
ホルミシス効果により細胞内では、あらゆる病気の根源とも言われる
活性酸素を無毒化する酵素が飛躍的に増大する働きをします。
活性酸素については、最近取り上げられることも増えて耳にしたことがある人も多いかもしれません。
実は、死因のトップを占めるがん、脳卒中、心臓病、糖尿病など、多くの病気を発生する原因が、活性酸素と考えられています。
活性酸素は細胞を傷つける作用があり、飲酒や喫煙、紫外線、または過剰な運動など日常のあらゆる行動により発生します。
自分の分解能力を遥かに超えた活性酸素が出ると、そういった病気を発症していくことになります。
また、活性酸素はそれ以外に
老化の原因の一つでもあります。
活性酸素はDNAを傷つけます。
傷ついたDNAは、細胞の複製の障害となり、複製にエラーを生じる可能性があります。
複製を繰り返しているうちに、次第に細胞の機能が低下すると考えられます。
例を挙げると、コピー機でコピーしたものを更にコピー、またそれを更にコピー、とやっていくと、原版よりも画質が落ちていくのに似ています。
それ以外にも、
美容への影響も大きいようです。
活性酸素は、コラーゲンを変質させます。
コラーゲンは体の中にあるタンパク質の3分の1と言われています。
そのコラーゲンが変質すると、細胞の結合が弱くなったり、肌の弾力が無くなります。
特に、肌の真皮の70%はコラーゲンでできているので、一部が変質すると、他のコラーゲンの栄養補給などの代謝が低下し、コラーゲンが破壊されることによって、目元、口元のしわ、たるみの原因になります。
活性酸素を低減することで、コラーゲンの破壊を予防することは、老化防止だけでなく美容面でも大変有効な手段です。
このように、ホルミシス効果で様々なよい効果が得られることが分かってきたのです。
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